今回は、WordPressのパーマリンク設定方法と、カスタム構造のやり方をご紹介していきます。
アフィリエイトを行う上でSEO対策は必須というのは、あなたも耳にタコができるほど、インターネットで見たことがあるのではないでしょうか?
その中で、行わなければならない設定の1つが「パーマリンク」の設定になります。
今回は、パーマリンクって何?という方にも分かるように、その役割についても詳しくご紹介をしていきます。
こういう小さい事を積み重ねていく事が、ブログ(サイト)運営で収益上げたり、結果を出していくためには必要です。
設定する事で、よりSEO対策のできたブログ(サイト)が作っていけますので、まだ設定されていないという方は、とりあえずしっかりと読んでみて下さい。
この記事で書かれている内容
wordpressのパーマリンク設定とは?
あなたは、「パーマリンク」という単語は、ご存知でしたか?
“パーマリンク”とは、サイトの各ページに与えられるURLの一部の事を指します。
サイトに記事を作成し投稿していくと、それぞれの記事に、「サイトのURL+パーマリンク」でURLが作られます。
例えば、このサイトの「ブログは稼げない?初心者がブログで稼ぐ方法は?」のタイトルの記事のURLは「https://5hey.jp/blog-earn-method-3220」となります。
この場合、パーマリンクは、『https://5hey.jp/blog-earn-method-3220』この青字で表示した部分です。
パーマリンク設定を行っていない場合は、「https://5hey.jp/?p=123」など、記事のID(数字)とアルファベット、記号の羅列になって表示されてしまったり、そのままでは理想的なパーマリンクとは言えません。
しかし、パーマリンク設定は、たくさんの記事をアップした後で初期設定する時には注意が必要になります。
そのため、アフィリエイトを始めるためにサイトを開設された方は、1番初めに段階で設定を済ませておくのがオススメします。
パーマリンク設定が必要な理由
パーマリンク設定をしなくても、記事は公開状態にする事はできます。
また、実際にインターネットで閲覧する事も可能です。
それなのに、なぜパーマリンク設定が必要なのか?というと、
- ユーザビリティ面の向上
- SEO面の強化
この2つに対する効果が持てるからになります。
と言っても、まだブログを始めたばかりの方は分からない部分かもしれませんね。
詳しくご説明していきます。
ユーザビリティ面の向上
「ユーザビリティの向上」というのは、簡単に言えば使いやすさや見やすさの観点です。
パーマリンク設定をしていないURLの場合、「https://5hey.jp/?p=123」と、一体何について書かれている記事なのか?
ユーザーは、この記事が何の記事なのかURLからは判断しにくいですよね。
一方、パーマリンク設定がされていれば、「https://5hey.jp/blog-earn-method-3220」となるので、「blog(ブログ)-earn(稼ぐ)-method(方法)」なり、何が書かれた記事なのかが一目で分かります。
記事のURLは、検索結果のタイトルの下にも表示がされるので、設定をしておいた方が、閲覧するユーザーの関心を引くという事にも繋がってきます。
という方もいるでしょう。
SEO対策ってこういう小さい事の積み重ねです。
こういうのを積み重ねていく事で、あなたのブログ(サイト)へのアクセス数も後々変わってくる事でしょう。
SEO面の強化
Googleのサーチコンソール ヘルプのURLに関する記述を見てみると、
サイトのURL構造はできる限りシンプルにします。論理的かつ人間が理解できる方法で(可能な場合はIDではなく意味のある単語を使用して)URLを構成できるよう、コンテンツを分類します。
出典:https://support.google.com/webmasters/answer/76329?hl=ja
と記載されています。
このままでは少し難しいので、まとめると、Googleが推奨するURLは、
- IDではなく意味のある単語が使用されたシンプルなもの
- かつ人間が論理的に理解できるもの
この2つの要件を満たしたURLという事になります。
パーマリンク設定を行っていない場合のURL「https://5hey.jp/?p=123」は、IDで組み立てられており、人間が見ても何について書かれているかの判断はできませんよね。
一方パーマリンク設定を行った場合のURL「https://5hey.jp/blog-earn-method-3220」は、人間が理解できる単語で組み立てられています。
となれば、パーマリンク設定を行ったURLの方が、Googleに評価されるURLという事になります。
しかも、ユーザーにとっても、検索エンジンにとっても分かりやすいURLとなるため、SEO面の強化にもつながるというわけです。
それは、Google、閲覧するユーザーになります。
この2つに気を使ってGoogle・ユーザーから高い評価を得られる記事作成なども行っていかなければ、上位表示させる事もできにくくなります。
上位表示させなければ、どんだけ良い記事・面白い記事を書いても読んでもらえません。
コツコツとこういう積み重ねを面倒くさがらず、やっておきましょう。
パーマリンク設定はなぜ最初にするべき理由
上記でも少し触れましたが、パーマリンク設定は、初期段階で設定しておくのがオススメです。
パーマリンク設定を変更するという事は、これから先に作成する記事にだけ適用されるものではなく、今までに作成し、公開した記事全てに適用されるのです。
そのため、すでにインターネット上に公開されている記事のURLも、パーマリンク設定を行えば全て変更されてしまいます。
URLが変更になる事で4つの問題が生じます。
それらの問題を回避するためにも、できるだけブログ(サイト)解説時、記事を作成する前にパーマリンク設定を行うべきなのです。
下記では、URLが変更になる事で考えられる問題点4つをそれぞれ解説していきます。
①外部サイトからのリンクが無効になる
訪問者にとって役に立つ記事や興味深い記事などが書けた場合、他のサイトやブログなどからリンクが張られる場合があるのはご存知ですか?
そのリンクからの流入も貴重なアクセス源となってくれます。
しかし、パーマリンクを変更してしまうと、URLが変わってしまうのでそのリンクは無効になってしまいますので注意しましょう。
ブラックSEOという手法があるぐらい、この外部リンクは大切なものになります。
お金で外部リンクを買っている人がいるぐらいなんですよ。
つまり、そのせっかく外部サイトに貼ってもらったあなたのブログ(サイト)の評価を上げるものを無効にしてしまうのは非常にもったいないですよね。
②内部リンクが無効になる
記事をたくさん作成していくと、サイト内でサイトを巡回してもらえるように、滞在時間を長くするようにリンクでサイトの他の記事に誘導したりしますよね。
その方が同じ内容が重複する事も防げ、サイトマップの観点から見ても、より良いサイトが作れます。
しかし、パーマリンク設定を行いURLが変更となった場合は、リンクを全て新しいURLに書き換える作業が必要になります。
たくさんの記事がある場合、少々手間のかかる作業が必要となってしまいますので注意しましょう。
>>サイトの投稿した記事のある一定の文字列を一括で書き換えられるプラグイン
③ソーシャルカウント(SNSによるシェア数)がリセットされる
作成した記事がSNSでシェアされると、その回数がカウントされていきます。
このカウント数は、多ければ多いほどSEO効果があるとも言われたりしています。
このカウント数の事を「ソーシャルカウント」と呼びますが、パーマリンクを変更するとこのソーシャルカウントがリセットされてしまうのです。
せっかくSNSでバズったとしても、パーマリンクの設定をしたことでURLが変更になってしまってはアクセスできなくなってしまいますので、カウントが0からになってしまうのはもったいないですよ。
ようはサイトのドメイン力は色々なこういう周りの評価からついていくのです。
その評価をリセットするのはありえないですね。
だから、途中でパーマリンクの設定変更はすべきでないという事です。
④検索結果に表示されたリンクが無効になる
Googleなどの検索エンジンでは、キーワードに応じて適切な結果を返すため、データベースにあらゆるウェブページの情報を保管しています。
これを「インデックスされる」という表現で呼んでいて、その情報には、ページのURLも含まれます。
たとえ検索結果にあなたのページが表示されたとしても、そのリンクがパーマリンク変更前のURLであれば、利用者はアクセスすることはできません。
「リダイレクト設定」を行えば、変更“前”のURLへアクセスしたとしても、変更“後”のURLへリダイレクト(転送)されるようにする事も可能ですが、その設定は結構面倒くさいです。
次にサイトを新しく開設する場合は、最初の段階でパーマリンクを設定しておきましょうね。
SEO効果を期待できる理想的なパーマリンクとは?
ここまでご覧頂いて、実際にパーマリンク設定を行う時には、どんなパーマリンクにすれば良いの?と疑問に思った方もいると思います。
上記でもご説明してきた通り、SEO面で評価される、Googleが推奨するURLは「できるだけシンプルで人間が理解できるURL」となります。
これを考えると、タイトルの単語を組み合わせて、構成するのが良いでしょう。
例を挙げて、詳しくご紹介していきます。
タイトルを組み合わせる
上記でも例に挙げてきた、「ブログは稼げない?初心者がブログで稼ぐ方法は?」というタイトルの記事の場合。
私は、「https://5hey.jp/blog-earn-method-3220」とタイトルの単語がパーマリンクになるように構成しています。
- blog(ブログ)
- earn(稼ぐ)
- method(方法)
のようにタイトルからキーワードとなる英単語を抜粋して、できるだけシンプルでURLを見ただけで内容がわかるように、パーマリンクを設定するのがオススメです。
この時組み合わせる単語は、2~4個を目安にしてみてください。
カテゴリは使用しない方が良い?
例えば、「https://5hey.jp/affiliate/blog-earn-method-3220」のように、カテゴリを組み合わせる方もいます。
カテゴリを入れる事で、そのページが、『5hey.jpというサイトのアフィリエイトのカテゴリーに属する、ブログ・稼ぐ・方法の記事』という事が一目でわかるようになり、一見便利ですよね。
Webサイトのカテゴリ分け自体もSEOに関係しますので、有効に活用できるという方は良いのかもしれません。
しかし、問題は、サイトを構築していく途中で、カテゴリー構造を変えたいと思った時にデメリットが生じる可能性がある事です。
※カテゴリーを組み込んだパーマリンクの場合、カテゴリーを変えた時に、そのカテゴリーに属する記事のURLが変わってしまうことになります。
そのため、SEO的にはカテゴリも組み合わせた方が良いといえますが、将来的な作業を考えるのであれば、タイトルから抜粋したキーワード(英単語)だけで構成した方がリスクは減らす事ができますね。
この理由から、ここではカテゴリを使用しないパーマリンクをオススメしていきます。
カテゴリをパーマリンクにしない場合は初期設定が必要となりますので、設定方法についても下記でご確認ください。
英単語で構成する
パーマリンクを「https://5hey.jp/ブログ-稼ぐ-方法-3220」のように、日本語で表示させることも可能です。
日本人には最も分かりやすいように見えるのですが、実はデメリットも多いのです。
- 404エラーが起きる(Wordpressのバージョンによる)
- はてなブックマークや他サイトでの引用で404エラーが起きる
- 日本語部分のURLをHTMLで表記するとエンコードされて、数字・アルファベット・記号のかなり長い文字の羅列になる
①と②はエラーによりその記事が表示されなくなってしまうというデメリット。
そして③については、日本語を含むURLをHTML表記すると、「http://5hey.jp/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%81%AE%E3%8…」のように、意味が理解できない長いURLになってしまうのです。
一見すると日本語の方が分かりやすいと感じる方もいるかもしれませんが、結果的に英単語を組み合わせた方がどの角度から見ても分かりやすいURLが作成できます。
英単語、もしくはローマ字表記を使ってパーマリンクを構成するようにしてみてくださいね。
【Wordpressパーマリンク設定】カスタム構造のやり方・手順
では、実際にパーマリンク設定の手順についてご紹介をしていきます。
この設定を行うと、これまで作成してきた記事のパーマリンクが変更されます。
すでに公開済の記事があるという方は、リンクやインデックスが無くなってしまうので、ご注意くださいね。
①カスタム構造の初期設定方法
- ワードプレスの左側のメニューから設定を選択
- パーマリンクの設定を選択
- カスタム構造にチェックを入れる
- 「%postname%」ボタンをクリック
- 変更を保存をクリック
パーマリンクをタイトルのキーワードだけで構成する場合、カスタム構造にチェックを入れたあとに押すボタンは「%postname%」のみです。
この時に他のボタンを押すと組み合わせる事もできます。
ただ、組み合わせるとその分長いURLとなり、シンプルではなくなってしまいますので、理由がある場合以外は、タイトルのキーワードだけで構成する方法が一番オススメです。
ここでカスタム構造の設定を行うと、記事の公開前に自由にパーマリンクを変更することが可能になります。
その方法については②でご紹介していきます。
タグの意味
- %year%…記事を投稿した日付の年(4桁)
- %monthnum%・・・記事を投稿した日付の月(2桁)
- %day%・・・記事を投稿した日付の日(2桁)
- %hour%・・・記事を投稿した時刻の時(2桁)
- %minute%・・・記事を投稿した時刻の分(2桁)
- %second%・・・記事を投稿した時刻の秒(2桁)
- %postname%・・・サニタイズされた記事のタイトル
- %post_id%・・・記事の固有ID
- %category%・・・サニタイズされたカテゴリー名
- %tag%・・・サニタイズされたタグ名
- %author%・・・サニタイズされた著者名
例えば、記事を作成した“年月”もパーマリンクに入れたい場合には、
- %year%
- %monthnum%
- %postname%
の順にボタンを押して、カスタム構造の欄にタグを入れていけば、パーマリンクにも記事を作成した年月が入れられます。
もしどうしてもタイトル以外のカテゴリや年月と言った単語も入れたいという希望がある方は活用してみてくださいね。
②パーマリンク編集方法
記事を作成し終えたら、公開をする前にパーマリンクを変更しましょう。
画面一番上・タイトルの入力欄の下にある、パーマリンクの編集ボタンを押します。
するとパーマリンクの欄が編集できる状態になりますので、タイトルから抜粋したキーワードを英単語(ローマ字)で入力していきましょう。
この操作を公開済みの記事で行ってしまうと、これまでのURLが変更され、リンクやインデックスがなくなってしまうので注意しましょう。
①の設定方法は初期設定なので、途中でやると先程説明した事が起きてしまいますが、この編集方法は各記事のものになりますので、あなたも今日からやっていけます。
シンプルにまとめてSEO対策をしていきましょう。
『パーマリンク設定 wordpress カスタム構造』まとめ
今回は、Wordpressのパーマリンク設定・カスタム構造の設定手順についてご紹介をしてきました。
この設定は、サイトを作ったらすぐにでも済ませておきたい設定の1つです。
もしこれまで知らずに記事を投稿してしまっていたという方は、これから新たに作成する記事では是非パーマリンクの編集だけでもやっていって下さいね。
せっかくアクセスが増えてきた記事でも、パーマリンクを変更してしまうと、URLが変更されインデックスなども最初からになってしまうので、そこだけは十分に注意してくださいね。
慣れるまでは忘れてしまうという方もいるかもしれませんが、SEO的にもとても優位になりますので、記事を公開する前に必ずパーマリンクを編集するという手順を徹底して行っていきましょう!