今回は、アドセンスの関連コンテンツが表示されない時の原因・対処法について解説していきます。
アドセンスには関連コンテンツという一定の認められたアクセス数を持つブログ(サイト)しか使えない便利な広告ユニットが存在しますよね。
その名も、『関連コンテンツ』。
「関連コンテンツが使用できるようになった!」という瞬間は、結構嬉しかったりもしますね。
Googleから認められたも同然ですからね。
ブログ運営者としての目標を1つクリアしたと言っても過言ではありません。
ただ、せっかく設置ができるようになってもうまく表示されないとなれば、がっかり肩を落としてしまうでしょう。
しかも、この関連コンテンツの表示に関しては原因の特定が難しい部分で、ベテランのブロガーの方でも何を改善したら良いのか?と悩む場合もしばしばあります。
そこで、考えられる対処法についてまとめてご紹介していきますので、最後までしっかりとご覧ください。
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この記事で書かれている内容
アドセンスの関連コンテンツとは?
まずは、アドセンスの関連コンテンツの機能や特徴からおさらいしていきます。
ご存知ない方の為にご説明をすると、関連コンテンツとは、『サイトを閲覧しているユーザーに向けてサイト内の関連コンテンツを簡単に宣伝できる無料サービス』です。
もう少し簡単に言うと、記事を読んでくれたユーザーに、関連する記事をGoogleが自動で表示してくれる機能という事になります。
よく、ブログ記事を読んで最下部まで行った時に、「この記事に関連する記事」と画像と共にいくつかの記事が表示されますよね。
あのスペースが関連コンテンツという事になります。
実は関連コンテンツのスペースは、ページ最下部以外に入れる事もできるのですが、ブログ運営の上では、最下部に入れる事が推奨されているため、ブログ運営をしている方はページの最下部に設置している方が多いです。
関連コンテンツの2つのメリットとは?
もちろん関連コンテンツを設置しなくてもブログ運営は可能ですが、設定を行ってわざわざ関連コンテンツのスペースを設けるのには、それだけの理由があります。
果たして、どんなメリットがあるのか?!
サイト内を巡回してもらう
記事下はCTAとも呼ばれ、読者が次のアクションを考え始めるゾーンです。
そこにGoogleが関連性が高いと判断した、今見てもらっている記事と関連する記事が表示されていれば、読者の中には読みたくなる人が多いはずです。
ついでに見ておこうと覗いてもらえる期待も高まりますよね。
そうなれば、実際に検索結果に表示された記事だけではなく、サイト内にある他の記事も見てもらえる可能性が増える事になります。
結果的にアクセス数や回遊率が伸びるだけでなく、検索されたユーザーの満足度アップにも期待が持てます。
広告が表示される
関連コンテンツユニットには、ある程度の利益が発生しているサイトであれば広告を一緒に表示させることも可能です。
その場合、関連する記事の画像とタイトルが一覧のように表示されている中に、アドセンス広告が同じサイズで表示されるので、読者の邪魔になりにくいというのも嬉しいポイント。
あまりに大々的に広告が主張するページは見る気が起きないという人もいますし、良い印象を持たれない場合もありますよね。
ページ最下部は、ページを読んだユーザーが次のアクションを考えるタイミングという事もあり、クリック率も期待できる有利な広告として利用する事ができます。
必要が無い場合、設定でオフにする事で設定を非表示にする事も可能なので使い勝手もいいですね。
関連コンテンツが使用できる条件とは?
関連コンテンツは誰でも利用ができるというわけではありません。
使えるのであれば使用したいという方は多いと思いますが、使用するためにはまず一定の条件を満たす必要があります。
一定の条件とは、『サイトがトラフィック量とページ数の最低要件を満たしている』というもの。
一定量の「PV数」を満たしており、かつ、サイト内の「記事数」も一定量満たしていないと関連コンテンツは使えないという事ですね。
もしこの条件を1日だけ満たしたとしても利用する事はできず、安定して条件を満たし続けなければなりません。
それだけ選ばれし有益なサイトにだけ、使用許可が与えられるという事ですね。
では、もう少し条件の数値を具体的にご紹介していきましょう。
「最低要件」の目安とは?
上記でご紹介した条件にある「最低要件」とは、どのくらいなの?と疑問に思った方もいると思います。
しかし、これ以上条件について明記されていることはありません。
そこで、これまでの経験から必要なPV数と記事数の目安を調べてみたところ、
- PV数/日:1000PV/日~
- PV数/月:30000PV/月~
- 記事数:95記事~
となります。
もちろんそれだけの努力は必要になりますが、必要な作業を行っていけばPV数は確保できますので安心してくださいね。
ただ、この条件も年々緩和傾向にあるとしているアフィリエイターの方も多いんですよね。
ひょっとすると、もう少しPV数や記事数が少ない状況でも、関連コンテンツが使用できるようになる方もいる可能性があります。
関連コンテンツが使用できるかを確認する方法
現在、自分のサイトでは関連コンテンツが使えるのか?と疑問に思った方は、早速チェックしてみてください。
- AdSense アカウントにログインします。
- [サイト] をクリックします。
- [関連コンテンツ] をクリックします。
※[サイト] に [関連コンテンツ] が表示されない方は、現在関連コンテンツを利用できません。 - [関連コンテンツ] ページにご自身のサイトの URL が表示されているかどうか確認してみてください。
・表示されている場合: そのサイトのページに関連コンテンツ ユニットを配置できます。
・表示されていない場合は、現時点では関連コンテンツ ユニットを利用できません。
新しい広告ユニットを作成する画面で、「関連コンテンツ」の項目があれば、関連コンテンツが使えるという判断をする事もできます。
もし複数のサイトがある場合、どれか1サイトだけでも要件を満たせば広告ユニット作成画面に「関連コンテンツ」の項目が表示されます。
しかし、まだ要件を満たしていないサイトで、関連コンテンツの広告ユニットを作成しコードを貼り付けても、関連コンテンツは表示されませんのでご注意くださいね。
アドセンスの関連コンテンツを表示させる設定方法は?
関連コンテンツを設置したい場合は、下記の手順で関連コンテンツの広告ユニットの作成が必要になります。
- AdSense アカウントにログインします。
- [広告] をクリックします。
- [広告ユニット] をクリックします。
- [+ 新しい広告ユニット] をクリックします。
- [関連コンテンツ] を選択します。
- 関連コンテンツ ユニットに名前を付けます。
- [スタイル] と[広告サイズ] それぞれをサイトに合わせて選択します。
もし、ブログのコンセプトに合わせたい場合には設定しましょう。
[広告サイズ]はレスポンシブをおすすめしますが、カスタムで固定することもできます。レスポンシブに設定しておくと、閲覧者のデバイス(スマホ、パソコンなど)のサイズに合わせて自動で調整をしてくれるので、便利です。
コードの設置場所は?
上記の手順で広告ユニットを作成し、関連コンテンツの広告コードを取得したら、設置したい場所に貼り付けてコードを使用していきます。
この設置場所に関しては決まりは無く、表示させたい場所に直接コードを貼り付けて設置ができるのですが、一番のおすすめは上記でもご紹介してきた通り、記事の一番下に設置する方法です。
他にも、パソコン用のページの場合は再度バーに設置しているブログサイトも多いですので、これも有効だと考えます。
まとめサイトなどのPV命なサイトには記事上に掲載されているものもありますが、ページタイトルの内容にたどり着くのが遅くなるため、ユーザビリティの面から考えるとあまり良くないでしょう。
迷った時はまず、記事を一通り読み終わった後に目に入る、記事の一番下に設置してみてくださいね。
アドセンスの関連コンテンツが表示されない時の3つの対処法
関連コンテンツのコードを設置しても、関連コンテンツが表示されないという場合があるようです。
その状況も様々で、例えば、
- 関連コンテンツ自体が表示されない
- 関連コンテンツの画像だけが表示されない
- 関連コンテンツに広告が表示されない
など、サイトの状況にもより異なるようですね。
今回はそれらの考えられる解決方法をまとめてご紹介していきますので、もしお困りの方がいればお試しください。
関連コンテンツ自体が表示されない場合
まず最初に気を付けなければならないのが、
- 要件を満たしているサイトで間違いないか?
- 関連コンテンツの広告コードを作成したばかりではないか?
この2点です。
要件を満たしているかを確認する
まず、今回関連コンテンツの広告ユニットを作成したサイトで、関連コンテンツを表示させるための要件が満たされているのか?に関しては、必ずチェックをしておきましょう。
関連コンテンツ広告ユニット作成の項目が出たから使えるに決まっている!と思っても、複数のサイトを持っている場合は要注意です。
複数サイトを持っている場合、どれか1サイトで要件を満たすと、関連コンテンツの広告ユニット作成の項目が表示されます。
ただ、そこで作成した広告コードを、要件を満たしていないサイトに貼り付けても表示される事はありません。
つまり、関連コンテンツが表示できるのは他のサイトの可能性があるという事です。
関連コンテンツが使用できるか否かの確認方法は上記でご紹介しておりますので、もう一度確認をしてみてくださいね。
関連コンテンツ広告ユニットを作成したばかりの場合
広告ユニットを作成したばかりで、広告コードを配置しても、すぐには表示がされない場合があります。
Googleによると、設置後およそ20~30分くらいは空白の状態で、その後広告が表示されるようになる場合があるようです。
もし、関連コンテンツの広告ユニットを作成したばかりという方は、しばらく時間を置いて試してみてください。
また、試す時は作りたての記事よりも、すでにインデックスされている以前からある記事で試した方が正確だという意見もありました。
以前作成した公開済の記事がある方は、その記事を使って広告コードを設置してみてくださいね。
突然表示がされなくなった場合は?
それまでは問題なく表示されていた関連コンテンツが突然表示されなくなってしまった場合、疑うのは「サイトの変更」や「テンプレートやプラグインのアップデート」です。
これは、Wordpressを使用している場合ですが、それまでと何か変更になっているものがあれば、それが原因となっている可能性もあるようですよ。
プラグインは直接関係が無いと思っても、互換性・相性の問題で正しく動作しない場合があるとされています。
その場合は不要なプラグインを取り除いたり、アドセンスのアカウントから不要なサイトを削除して試すなど、思いつく限りの方法は自分で試すようにしましょう。
直接何が原因か?という回答を得られるわけではなく、解決の手がかりとなるヒントをもらえる場合が多いようなんですが、それによって解決した経験も私自身あります。
もしどうしても自力で原因の特定ができないという場合には、アドセンスのサポートも上手に活用していって下さいね。
関連コンテンツの画像が表示されない場合
関連コンテンツのスペースに、その表示自体はあるものの、テキストのみの表示になり画像が一切出てこない場合の対処法をご紹介していきます。
画像が出てこない事象は、関連コンテンツの設置直後に発生している人が多いです。
テキストのみだとどうしても、読者の興味を引きにくくなってしまいますよね。
それではせっかく関連コンテンツを設置しても、100%の効力を発揮できませんので、もし対処できる事であれば、早めに対処を行うようにしましょう。
画像の数やアイキャッチ画像が不足している
サイトに使用している画像の数が少ない場合や1枚も画像を使っていないページが多いとテキストだけになることがあるようです。
どのくらいあれば表示されるのか?目安は?というのは明確ではなく、500枚くらいという方もいれば、1000枚~2000枚という方までいます。
ただ、最低でも1記事に対して1画像、アイキャッチ画像の設定は必ず行うようにしましょう。
たくさん使用しているつもりだったけど、実際に確認してみると意外と画像の数が少なかったという方は案外多いようですね。
それぞれの記事にアイキャッチ画像を設定して、しばらく待ったら表示されるようになったという方もいますので、もしまだ画像の設置をしていなかったという方がいれば、それが原因になっている可能性もあると思います。
一度関連コンテンツを外してみる
設置した関連コンテンツのコードを取り除いて、一度関連コンテンツを使わない状態に戻した後、再度関連コンテンツのコードを設置したところ、サムネイル画像が表示されるようになったというケースもあるようです。
この方法を記事でご紹介されていたブロガーの方は、他の方法もたくさん試して改善されなかったという経緯があったみたいです。
その後「関連コンテンツはもういらない」と考えて関連コンテンツを外して、もう一度設置したら画像も問題なく表示されるようになった言います。
調べてわかるだけの対策を行っても改善しなかったという場合には、一度関連コンテンツを外して、付け直してみる作業も合わせて試してみてくださいね。
新しいサイトマップに変更する
新しいサイトマップに変更した所、画像が表示されるようになったというケースもありました。
現状でブログのサイトマップ送信に、「All in One SEO Pack」や「Google XML Sitemaps」といったプラグインを使用されている方も多いと思います。
その場合は、「Jetpack」に変えて、“トラフィック”の項目内にある、サイトマップ生成を利用してサイトマップを送信すると改善される可能性があります。
この設定を行ってから画像が表示されるまでタイムラグが発生する可能性がありますので、少なくても数日間は様子を見るようにしてみてくださいね。
他にもみんなが試している対処法は?
- SSL化しておく
- Googleアナリティクスやアドセンス、コンソールを連携させる
もしまだやっていない!という方は、早速取り掛かってみてくださいね。
他にも、何が功を奏したのかはわからなくても、時間が解決してくれたという方も少なくありません。
アイキャッチ画像の認識までに時間がかかるという説や、待っている間に記事を作成して画像数が増えた事がきっかけという説まであり、何が良かったのかわからないという人は多いようですね。
その都度考えられる対処が必要になり、原因の特定が難しい部分でもあ
りますので、考えられる原因は1つずつ改善していくように心がけましょう。
関連コンテンツの広告が表示されない場合
関連コンテンツ自体は問題なく表示されるのに、その中に広告が表示されていないという場合の対処法をご紹介していきます。
関連コンテンツの広告表示の設定は、「オン」と「オフ」の切り替えが行えるのみです。
広告ユニットのカスタマイズの時に、「広告オプション」にある「広告で収益化」の項目をONにすれば、本来であれば広告が表示される状態です。
OFFになっていると待っていても広告が表示される事はありませんので、まずは設定を見直してみてくださいね。
もしこの「広告で収益化」の項目が無いという場合には、まだ広告の表示が許可されていない状態である可能性が高いです。
その場合、広告の表示が可能になると「広告オプション」の項目が自動で出現するようになりますので、それまでは待つしかありません。
「広告で収益化」が出現した後ONに切り替えても、以前のコードをそのまま使用しても設定が反映されますので、書き換える必要はありません。
「収益が見込めるサイト」が条件
アドセンスのヘルプを見てみると、
なお、サイトで広告収益があまり上がっていない場合は、[広告で収益化] がオンになっていても、関連コンテンツ ユニットには広告が表示されません。
出典:https://support.google.com/adsense/answer/6111336?hl=ja
という一文があります。
考え方としては、関連コンテンツを表示させた時のクリック率を見て、審査されているような状況とも言われています。
これについてはいつから広告が表示されるのか?の判断はできず、数ヵ月そのままの状態…という人もいるほどなので、待つしかありません。
地道にブログ運営を続けてより価値のあるコンテンツを作成していくしかありませんので、時間をかけてでも収益につながる有益なサイト運営を心がけましょう。
その他の条件は?
関連コンテンツの広告についてアドセンスのヘルプを見ると、
- 広告は、適切なものがある場合のみ表示されます。
- おすすめコンテンツのスロットが 1 つしかない小さい関連コンテンツ ユニットには、広告は表示されません。
という事も合わせて書かれてありました。
どちらかに当てはまっていないか?という事も、確認してみてくださいね。
『アドセンス 関連コンテンツ 表示されない』まとめ
今回は、アドセンスの関連コンテンツが表示されない場合の原因・対処法について詳しくご紹介してきました。
この関連コンテンツのクリック率はとても高く、広告表示がされるようになれば、かなりクリック率の増加も期待ができます。
それだけに、上手く表示されないとなれば深刻な問題になりかねないですよね。
そんな時は上記でご紹介したような対策で、できる限りの方法を試していってみて下さいね。
表示するために必要とされる最低条件なども明らかにはされていないため、目標を定めにくい部分ではありますが、地道に努力を続けていればいずれは関連コンテンツが使用できるサイトに成長するはずです。
そのために今すべき事を見つけて、実践していきましょう!