今回は、グーグルアドセンスのパフォーマンスレポートの見方と分からない方が多いページビューと表示回数の違いについても詳しく解説していきます。
あなたは、毎日パフォーマンスレポートをしっかりチェックしていますか?
パフォーマンスレポートでは、日々のアクセスや報酬の見積もりなども見られて、モチベーション維持にも一役買ってくれたりもします。
アクセスが増えていれば、心の中でガッツポーズをしている人もいるのでは?!
しかし、そんなパフォーマンスレポートのページビュー数が突然正常にカウントされないなんて事があったら、焦りますよね。。。
毎日数百という数字を楽しみに見ていたのに、突然「0」の表示になれば焦って当たり前です。
そんな今回は、そんな時どうしたら良いのか?その間の収益はどうなるの?という気になる疑問から、パフォーマンスレポートの見方とページビューと表示回数の違いについても盛りだくさんでご紹介していきますので、最後までしっかりとご覧ください。
この記事で書かれている内容
アドセンス管理画面(パフォーマンスレポート)の使い方・見方とは?
アドセンスを始めたら、必ず活用したいのが、アドセンスの管理画面(パフォーマンスレポート)です。
アドセンスアカウントを取得すると、アドセンスの管理画面にログインする事ができるようになります。
このGoogleアドセンスの管理画面では、
- アドセンス収益の確認
- ブログに設置する広告コードの生成
- パフォーマンスレポートの確認
などを見る事ができます。
アドセンスの管理画面を見れば、その日の収益や、アクセス数などの詳細データを確認する事ができますので、収益アップのために何をすれば良いのかというのも明確になります。
データを解析して、改善点を見つける事は収益アップへの近道とも言えます。
アドセンス収益の確認
アドセンスの収益を確認したい場合は、管理画面の「ホーム」から確認できます。
管理画面にログインして最初に表示されるページに、その日1日の収益額が表示されます。
ここに表示されるのは、その日の現時点での収益額になります。
どのくらい収益が上がっているのか見るのは、モチベーション維持にも一役買ってくれますからね。
1日1回は管理画面にアクセスして、その日の収益状況が良好かを確認しておきましょう。
パフォーマンスレポートの確認
Googleアドセンスに取り組んでいる場合、「ホーム」画面での収益の確認だけで、
「パフォーマンスレポート」を見ない人も多いかもしれません。
パフォーマンスレポートでは、広告のクリック状況や収益などを細かく確認することができます。
例えばアクセス数が少ないと分かれば集客に力を入れられますし、クリック数が少ないと分かればクリック率の改善に取り組めますよね。
これからするべき課題を見つける意味でも、パフォーマンスレポートはしっかりとチェックしておきましょう!
管理画面の「パフォーマンスレポート」タブの中にはたくさんの項目が表示されますが、少なくともまずは「概要」タブと「クリック数」タブをチェックするのがオススメです。
「概要」タブの項目の見方
- 見積もり収益額:広告がクリックされて発生した収益の金額
- ページビュー:広告が掲載されたページの表示回数
- 表示回数:広告が表示された回数
- クリック数:広告のクリックされた回数
- ページRPM:1000ページビューあたりの収益額
- インプレッション収益:表示回数1000回あたりの収益額
- アクティブビュー:広告の視認可能な表示の割合
「クリック数」タブの項目の見方
- 見積もり収益額:広告がクリックされた発生した収益の金額
- 表示回数:広告が表示された回数
- クリック数:広告がクリックされた回数
- クリック率:広告の表示回数に対する広告クリックの割合
- CPC:1クリックあたりの収益額
- インプレッション収益:表示回数1000回あたりの収益額
- アクティブビュー:広告の視認可能な表示の割合
カスタマイズを行うのがオススメ!
上記でご紹介した通り、重複している項目もいくつかありますよね。
同じ情報を2度表示させる必要はありませんので、2か所のチェックが面倒という時には何を表示させたいのか、見やすいようにカスタマイズを行いましょう。
「パフォーマンスレポート」の中にある「カスタム」タブを選択します。
すると、レポートに表示する項目を選択する画面が表示されますので、
- 「ページビュー」
- 「クリック数」
- 「ページCTR」
- 「CPC」
- 「アクティブビュー視聴可能」
- 「見積もり収益額」
にチェックを付けて保存をするのがオススメです!
アクティブビューとは?
記事を見ていて完全に広告が表示された割合を示しています。
例えば、ページをスクロールして広告が表示される前にページが閉じられたり、
離脱されたりして広告がユーザーの目に触れなければ、アクティブビューの数値には反映しません。
アクセス数に対しアクティブビューの数値が低い場合は、広告の配置の問題などで効果的に表示されているとは言えない状態なので、改善してみてくださいね。
アドセンス管理画面(パフォーマンスレポート)のページビューと表示回数との違いとは?
アドセンスの管理画面を見てみると「ページビュー」と「表示回数」など、意味合いが似て感じ取れる項目がありますよね。
でも実際に管理画面を表示してみるとそこに表示される数字は違う数字になっていると思います。
それぞれが何を計上しているのか、ここではもう少し詳しくご紹介していきましょう!
「ページビュー」とは
“広告が掲載されたページの表示回数”です。
例えば、1ページに3つの広告が設置されていても、それらは同一のページに表示されているので、ページビューでは1とカウントされています。
ここでは広告の事は切り離して考え、あくまでも記事のページの表示回数という事になりますのでご注意ください。
「表示回数」とは
“広告が表示された回数”が表示されています。
例えば、1ページに3つの広告が設置されていたら、表示回数は3とカウントされています。
ページビューがページの表示回数なのに対して、表示回数は広告の表示回数となるために、ページビュー数よりも表示回数の方が数値が大きくなる事が特徴ですね。
アクセス数としてカウントしてしまわないようにご注意ください。
その他の項目の計算方法とは?
- 「ページCTR」=(クリック数/ページビュー)×100
- 「クリック率」=(クリック数/表示回数)×100
- 「CPC」=(見積もり収益額/クリック数)
データを集計して、計算したうえで表示されているので特にご自身で計算をし直す必要はありませんね。
ただ、「ページCTR」と「クリック率」の違いが紛らわしいかもしれません。
「ページCTR」の項目は、ページの表示回数あたりのクリック率なのに対し、「クリック率」の項目は、広告の表示回数あたりのクリック率となっています。
アクセス数に対しどれだけクリックがされているのか割合を見たい場合には、「ページCTR」を参照しましょう。
アドセンス管理画面(パフォーマンスレポート)のページビューがカウントされない時はどうすればいい?
特に設定の変更もしていないのに、ある日突然ページビューがカウントされていない、となれば驚きますよね。
前日まで数百あったページビュー数が突然「0」に。
そういった事例が実際に発生し、ページビューが正しくカウントされていなかった場合。
まず、疑うべき事は、“アカウント停止”です。
何か規約違反をしてしまって停止されているのではないか!?
しかし、もしアドセンス停止となれば、アドセンスから警告の連絡が届きますので、届いていなければその可能性は低いです。
時間が解決?その間の収益は?
対処法は特になく、特に、何もしていなくてもページビューは正常にカウントされている数値に戻っている事が多いです。
中には翌日になって正常にカウントされるようになったという方もいます。
つまり、特に設定などで改善させる事ができるものでもなく、何をしなくても時間が経つと戻っているという事。
ページビューがカウントされていない間のアクセスも気になるところですが、アドセンス側ではしっかりと把握されていて収益も発生しています。
ページビューには反映がありませんが、通常通りのアドセンス収益が発生していますのでそちらはまず安心してください。
とはいえ、本当にアクセスが来ているのか?という不安は拭いきれませんよね。
その場合は下記でご紹介する“Googleアナリティクス”を利用してみるのがオススメです!
ページビューがカウントされない時は“アナリティクス”の確認を!
Googleアナリティクスとは、アクセス解析ツールの一つで、アドセンスの管理画面よりも詳細なデータを確認する事ができます。
例えば、アドセンスのパフォーマンスレポートでは「どのページが一番クリック率が高い」「どのページが収益性が高い」など、ページ単位での情報を得ることはできません。
しかし、Googleアナリティクスを利用すればページ毎のデータを確認する事も可能になります。
より詳細なデータを解析する事ができるので、Googleアナリティクスを利用しているサイト運営者は多いです。
ただ、Googleアナリティクスを利用する場合、アドセンスとデフォルトでは連携していませんので、連携させるための設定を行う必要があります。
それを済ませる事で、より詳細が確認できますのでこれまで利用していなかった方は是非一度試してみて下さ。
ページビュー数についてもGoogleアナリティクスで確認する事が可能です。
アドセンスのパフォーマンスレポートとは多少の誤差が発生する可能性はありますが、その時点でのアクセスを確認する事ができますので、本当にページビュー数が「0」なのか確認するのに役立ちます!
アナリティクスの連携方法
- アナリティクスにログイン
- ログイン終えると、画面トップにメニュー「アナリティクス設定」をクリック
- アカウントをプルダウンから選択
- プロパティーを選択
- 「AdSenseのリンク設定」をクリック
- 「+新しいアドセンスリンク」ボタンをクリック
- AdSenseプロパティーを選択する
- 「コンテンツ向けAdSense」にチェックをする
- 「続行」ボタンを押す
- 「リンクの設定」項目にある「0個のビューが選択済み」をクリック
- 「すべてのウェブサイトのデータ」にチェック
- 「リンクを有効化」ボタンをクリック
- 完了画面を読み終えたら「完了」ボタンをクリック
手順は多いように見えますが、さほど難しい設定ではありません。
利用できるようになればアドセンスブログを運営する上でとても役に立ちますので、是非ご活用くださいね。
『アドセンス パフォーマンスレポート 見方』まとめ
今回は、グーグルアドセンスのパフォーマンスレポートの見方と分からない方が多いページビューと表示回数の違いについてもご紹介してきました。
突然ページビュー数が「0」になったら焦る気持ちも分かりますが、実際には同じ状況に陥いる経験をしているサイト運営者も多くいたりもします。
ただ、自然に時間が経てば直りますし、その間の収益も正常に把握されているので、ご安心下さい。
何より、この機会にGoogleアナリティクスも是非利用してみてください。
両方を併用する事でより詳しく自分のブログ(サイト)を解析できますので、今後にとても役に立ちます。
設定も簡単ですので、すぐにでもご活用ください。