今回は、SEOでは読み込み速度が大事なのか?という疑問と、改善するためにやるべきことについて詳しくご紹介していきます!
サイトを運営しているとページの表示速度に頭を悩ませている人も多いと思います。
なぜ自分のサイトはこんなに時間がかかるの!?と、原因も対処方法も分からなければお手上げですよね。
そこで今回は、対処方法についても詳しくご紹介していきます!
読み込み速度はSEOにも直結しますし、報酬にも大きく関わってきます。
アフィリエイトやアドセンスを行う上ではとても重要事項となりますので、最後までしっかりとご覧くださいね。
>>岡田康平プロフィール<<
この記事で書かれている内容
ページの読み込み速度はSEO対策にも大事!
アフィリエイトやアドセンスを行う上では、“SEO”とは切っても切り離せないですね。
サイトやブログを運営し、収益化を狙うのであればしっかりと理解しておく必要があります。
SEOとは、「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の頭文字を取った略称です。
- 優良な被リンクを集める(外部施策)
- ユーザーに価値あるコンテンツを提供し、また適正に検索エンジンにページ内容が評価されるよう技術的にWebページを最適化したり(内部施策)する
など、ユーザー・検索エンジン双方から高く評価され、GoogleやYahoo! などの検索エンジンでキーワード検索した場合に上位に表示されるようにすることを意味します。
運営するサイトでの収益を発生させるためにはSEO対策をしっかりと行わなければなりません。
なぜ読み込み速度が大事なのか?
SEOの一つとして、「ページの読み込み速度」はとても重要です。
ページは一般的にサーバーとブラウザで内容を読み取り皆さんの目に見える形で表現をしますが、その号令を読み込んで表示するまでの速度のことをページの“読み込み速度”と言っています。
なぜこの読み込み速度が重要かというと、何気なくサイトを見ている時になかなか表示がされなくてイライラした経験があるのではないでしょうか?
あまりにもページの読み込み速度が遅いと、ユーザーが不快な思いをしてしまう。
それこそがページの読み込み速度がSEO的観点からも重要となっている理由です。
待てる時間は「3秒」?
以前、ページの読み込み速度・時間・ユーザーの滞在にどう影響するのかについてGoogleが調査を行い結果を発表しています。
- 「完全に表示されるまでに3秒以上かかると、53%のユーザーはページを離れる」
- 「表示速度が1秒から7秒に落ちると、直帰率は113%上昇」
というデータが公開されました。
「3秒」と聞いて、短いと感じるか長いと感じるかは人それぞれでしょう。
サイトを構築している身として「3秒」はそれほど長いと感じませんが、サイトを見ようと待っているユーザー側に立った時の「3秒」はとても長いと感じます。
せっかくアクセス数が上がっても読み込み速度が遅いせいで、広告が表示される前や閲覧してもらう前にサイトを離れられてしまっては意味がありませんよね。
ページの読み込み速度は早ければ早いだけ良いと言えますし、そのための努力は怠ってはいけません。
ページ読み込み速度が検索順位にも影響?
実は、Googleはすでにこのページの読み込み速度をサイトの評価の基準の一つとしてアルゴリズムに組み込んでいます。
速いほうが評価は良いのです。
評価が良いという事は、検索結果の上位に表示されやすくなり、ゆえにアクセス数=収益アップにつながる可能性があります。
これは前からの事になりますが、実は昨今、Googleのアップデートが行われました。
内容については下記で詳しくご紹介していきますが、それによりページ読み込み速度もより重要となっていくに違いありません。
ではもう少し具体的にアップデート内容についてもご紹介していきます!
Googleのページ読み込み速度に関するアップデートとは?
2018年7月、「Speed Update(スピード アップデート)」が行われました。
名称からして速度に関する事は明確ですね。
具体的にどんな内容だったかというと、“ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に組み込む”という事。
これまでは、
- デスクトップ向け検索 = デスクトップ向けページの表示速度データで判断
- モバイル検索 = デスクトップ向けページの表示速度データで判断
と、デスクトップ向けのページでページの読み込み速度が速いか遅いか判断をされていました。
そしてこのアップデート以降は、
- デスクトップ向け検索 = デスクトップ向けページの表示速度データで判断
- モバイル検索 = モバイル向けページの表示速度データで判断
スマホユーザーの普及により、スマホはスマホ向けのサイトで判断する、という事になります。
これによる影響は?
Googleのアルゴリズムアップデートと聞くと、アフィリエイトやアドセンスを行っている人なら気になるところでしょう。
それによりこれまで作り上げたサイトに影響があるのか?順位が大幅に下がってしまう可能性はあるのか?と、収益に直結するだけに気が気じゃない人もいるはずです。
しかし、今回のアップデートは良質なサイトであれば大幅に順位を下げる事はなさそうです。
というのもGoogleは、
ユーザーに本当に遅い体験を提供しているようなページについてのみ影響し、ごくわずかな割合のクエリにしか影響しません。そのページがどのような技術を用いて制作されたかに関係なく、すべてのページに同じ基準を適用します。
検索意図は依然として非常に強いシグナルですので、魅力的で検索クエリと関連性の高いコンテンツは、ページの読み込み速度が遅くても高い順位に掲載される場合もあります。
と明記しています。
つまり、「遅いページは、評価を下げる(場合がある)」とした上で、「でもユーザーに有益なら下げない(場合がある)」という事です。
これまでにページの読み込み速度に何も気を使ってこなかった方は見直す必要があるかもしれません。
ですが、全てはサイトに訪問してくれるユーザーのため、という事になります。
目指す先は同じであって、大きく方向修正は必要ありません。
読み込み速度が遅くなる原因は?現在の速度は遅い?
まずは現在の状況を把握する必要があります。
今現在サイトの表示速度が速いのか?遅いのか?わからなければ対処の仕方も考えられませんよね。
サイトの表示速度が遅くなる原因は、
- サイズの大きな写真、動画、データを多く掲載している。
- ソースコードに余分なスペース、改行、インデントが多いことや、それらのファイル数が多い。
※ソースコード…コンピュータに命令するための言語。(代表的なものにHTML、CSS、JavaScript、PHP、Java等があります)
この2つが主に考えられています。
もし調べた結果、自身のサイトのページ読み込み速度が遅いと判明した場合には画像の大きさなどに注目をするのも良いかもしれませんね。
では、早速自身のサイトの表示速度を確認してみましょう。
サイトの読み込み速度を調べる方法は?
Google Analytics
アフィリエイトやアドセンスを行うなら普段から導入しておきたいアクセス解析ツールの一つですね。
アナリティクスを利用する事でページの表示速度も調べる事ができます。
手順は下記の通りです。
- Google Analyticsにログイン
- [レポート]→[行動]→[サイトの速度]の順に選択
これでブラウザごとの速度をページ別で表示できます。
既にアナリティクスを導入しているという方は是非確認してみてください。
>>グーグルアナリティクスのワードプレス設定方法「All In One SEO Pack」
Page Speed Insights
Googleが提供する速度チェックツールで、Chromeの拡張機能としても提供されています。
このツールでほかのサイトの比較をすることも可能です。
この場合、ログインなどは必要なく、自身のサイトのURLを入力するだけで確認できます。
詳細を調べるとなるとアナリティクスには劣るかもしれませんが、サイト全体の読み込み速度を調べるのであればすぐに利用できる分手軽ですね。
サイトURLを入力して解析が終わると点数が表示されます。
- Good(スコア80以上):最適化の余地がほとんどない
- Midium(スコア60~79):若干の改善が必要
- Low(スコア0~59):最適化すべき部分がかなり多い
100点は見た事がありませんがなるべくスコアをあげられるように改善をしていきましょう!
読み込み速度を改善するためにやるべき事とは?
ではご自身のサイトの現状を把握した上で、ページの読み込み速度をアップさせるためにはどんな手段をとれば良いのでしょうか?
その方法を知らなければ、改善するのは難しいですよね。
今回は、比較的簡単な改善方法についてご紹介していきますので、早速取り入れてみてくださいね!
さらに、ワードプレスをお使いの場合は、利用してみて頂きたいプラグインもご紹介していきます。
もし相性が悪い場合などは無理に導入する必要はありませんが、ページの読み込み速度を上げたい場合には有効に使えるプラグインとなっていますので、こちらにも注目してみてくださいね。
画像を最適化する
サイトの読み込み速度を改善する一番手軽な方法が、画像の最適化です。
例えば撮影した写真をそのまま記事にアップしてしまうと、ファイルサイズが大きく重い状態になってしまいます。
画質を保ちつつ、ファイルサイズ圧縮してくれる無料ツールなどを活用して、画像を最適な大きさに変更して利用するのがオススメです。
他にも無駄な画像を多用している場合には取り除いてしまった方が良いかもしれません。
このひと手間が大きな違いを生みますので、ぜひお試しくださいね。
ちなみに、動画は画像ファイルよりもさらに大きく、読み込みにも時間がかかります。
もし動画が無くても説明が成立するような記事であれば、動画の使用も控えてみてくださいね。
オススメのプラグイン①「EWWW Image Optimizer」
コンテンツに使用する画像を一枚ずつ、いちいち圧縮していると効率が悪く、時間がかかってしまいます。
そこで、自動的に画像サイズを圧縮してくれるのが、EWWW Image Optimizer というプラグインです。
これを使うと、JPGファイルでは平均15%、PNGファイルでは平均50%ほどサイズを圧縮することができます。
また、これからアップロードする画像だけではなく、過去にアップロードした画像もまとめて圧縮することができるので、まとめて画像を最適化したい時にも有効です。
オススメのプラグイン②「Lazy Load」
通常のサイトは、画像やテキストなどの読み込みが全て終了してから表示がされるので最初の数秒間何も表示されない状態が続きます。
しかし「Lazy Load」を使うと、読み込みが先に終了したテキストなどの部分から順に表示されるようになるため、表示速度が格段にアップします。
画像に関しても一度に読み込むのではなく、スクロールして表示箇所に差し掛かった時に読み込みが行われ表示がされるので、一度に読み込みをする負担の軽減にもなります。
Lazy Loadを導入するだけでもPageSpeed Insights の評価が大きく上がりますし、インストールして有効化するだけで利用できるプラグインなので是非試してみてくださいね。
サーバーの調整
サイトの構築に利用しているサーバーが格安サーバー(100円以下など)の場合、サーバーが原因で安定した速度を保てていない可能性もあります。
サーバーの調整をする場合、本格的にサイトをサーバー移転することになるのでかなり面倒で、難しいと感じるかもしれません。
ただ1度頑張ればその後安定した速い速度でサイトが運営できるかもしれません。
個人的にはエックスサーバーがオススメですが、エックスサーバーと激安サーバーを使って比べてみると雲泥の差となると思います。
可能であればサーバーの移転も検討してみてください。
キャッシュを使用する
キャッシュとは、一度読み込みしたページをデータとして保存をしておく機能になります。
他の人が、次に同じページを開く時にこのキャッシュを利用する事で、次に表示させる時に保存しておいたデータを使い、1から読み込みをするよりも早く表示できるというものです。
キャッシュをうまく利用する事ができるようになれば、サイトの状態は変わらずとも表示速度がアップする可能性もありますので、是非取り入れてみてください。
おすすめのプラグイン:「WP Super Cache」
「WP Super Cache」は、数あるキャッシュ系プラグインのうちの一つです。
このプラグインをオススメした理由としては、日本語化されている部分も多く、設定や利用がとても簡単な事です。
初心者の方でも取り入れやすいと思います!
設定については本サイトでもご紹介していますので是非参考にしてくださいね。
>>ワードプレスキャッシュ削除プラグイン「WP Super Cache」使い方・設定手順
まとめ
今回は、seoでは読み込み速度が大事?読み込み速度を改善するためにやるべきことについても詳しくご紹介してきましたが、いかがでしたか?
まずはご自身のサイトの状況を確認するところから始めてみてくださいね。
ユーザーにとって有益な情報が書かれていれば、上位表示は可能なようですが、読み込み速度が原因で最後まで閲覧してもらえないとなれば意味はありませんよね。
広告が表示される前にページを見るのを辞めてしまわれては、収益が発生する事はありません。
ページの読み込み速度は永遠のテーマとも言えますし、原因や対処法については覚えておいて損はありませんよ!
対処法についてもご紹介してきましたので、思い当たる部分は順番に改善をしていきましょう!
最後までご覧頂きありがとうございました。